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改めて知る

教え

仏教・法華経・
お題目

今をイキイキと生きるために

仏教の教え

病気や死への恐れ、人間関係から起こる悩みなど、人の一生にはさまざまな苦しみがつきまとうものです。ときには、自分の思い通りにならないことに対して憤り、その苦しみに振り回されてしまうこともあるでしょう。でも、できることなら苦しみに振り回されず、安らかに生きたいものです。

安らかに生きるためにまず知るべきことは、「世の中には思い通りにならないことがたくさんある。自分にとって都合のいいことばかりは起こらない」という現実です。そこを出発点にして、自分や世の中を見つめて、苦しみや悩みを取り去る方法を探しましょう。

そこで大切なのは、ものごとにこだわらないこと、偏った見方をしないこと。さらに、この世の全てはお互いに関係しあい、つながっているのだということを理解すること。

世の中のあらゆるものが無常であると知っているから、一期一会の出会いを大切にし、自分をめぐる仕事や人間関係の一つひとつのことも丁寧に謙虚に愛情を込めて行うことができます。全てが縁起によって成り立つものだと知っているから、自分以外のものへ慈悲の心をもって接し、一瞬一瞬を尊く生きることができます。生かされている"いのち"で毎日を大切に生き、自分本位でなく周りへの思いやりを持って行動することは、苦しみの原因である執着をコントロールすることにもなります。

これが"今"をイキイキと生きるお釈迦さまの智慧です。お釈迦さまは、全ての人々を慈しみ、苦しみから逃れて幸せになれるようにと願い、このような教えを今に残されたのです。

法華経の教え

法華経の教え

法華経はお釈迦様の晩年8年間で説かれた教えであり、お釈迦様の集大成の教えです。

前半部分の中心となるお経「方便品第二」には、みんな一人ひとりが仏になれる、そしてどのような人でも「仏の心」(仏性)が備わっていると説かれています。人だけではありません。動物も植物も大地も、全ての生きとし生けるものに「仏の心」はあるのです。

法華経の中で最も大切だとされているお経「如来寿量品第十六」には、「過去・現在・未来を超えて、永遠の存在であるお釈迦さまは、私たちをいつも近くで見守り、助けてくださる」ということが書かれています。

全ての生きとし生けるものの"いのち"と、お釈迦さまの"いのち"はつながっています。だから、私たちの心のなかにも、"仏"がいらっしゃる―。

法華経ではたくさんの菩薩といわれる人たちが登場しますが、その生き方はとても魅力的です。人のために尽くし、相手の身になって考え行動する――、そんな菩薩のような生き方を、私たち一人ひとりが心がけたいものです。

今からできることとして、まずは人と接するときに優しく微笑むことから始めましょう。それが、慈悲と布施のはじまりであり、あなたがイキイキ生きる人―「菩薩」になるための大きな一歩です。

泥のなかでも決して泥に染まることなく、美しい花を咲かせる「蓮の花」。世の中は欲が満ちあふれ苦しいことばかりですが、そのなかで私たちは決して悪に染まることなく美しい人生の華を咲かせたいものです。そのための智慧や人生をイキイキと生きるヒントが「法華経」に満ちあふれています。

お題目の意味

お題目の意味

宗祖日蓮聖人が大切にした「法華経」には、どのような人でも全て平等に「仏の心」(仏性)が備わっていると説いてあります。それは、人だけではありません。動物も植物も大地も、全ての生きとし生けるものに「仏の心」はあるのです。その全ての仏さまに感謝し、手を合わせるのが、お題目=「南無妙法蓮華経」の世界です。

「南無」とは、一心に仏を信じること。「妙法蓮華経」の五字には、お釈迦さまが多くの人を教え導いた智慧と慈悲の功徳が、全て備わっているといわれています。

全てに備わる「仏の心」を信じ、この「南無妙法蓮華経」のお題目を口に出して唱えることで、自分のなかにある「仏の心」をも呼び現していこうとしているのです。

お寺とのつきあい

檀家・縁者・
行事参加

皆様にとって良いおつきあいを

檀家としての
つきあい

お寺を心の拠り所として支える檀家制度は、檀家とお寺が互いに支え合うことで成り立っています。

例えば、境内の墓所を利用する場合、維持管理を託すお寺を支えるために護持会費を納めていただきます。
正覚寺は、日々の清掃や、葬儀・法要、行事などをつつがなく営み、いつでも皆様の拠り所となれるよう努めてまいります。
もちろん、お墓のことは関係なく、正覚寺の永続的な営みを支援してくださるかたがいらっしゃればそれはありがたく、どなた様にも檀家になって頂けます。

縁者としての
つきあい

皆様にとって良いおつきあいを

家族墓「桜華」や永代供養墓「桜壽」をご利用のかたや、各種の供養などを通し、ご縁をいただいた皆様はお寺にとって大切な縁者様です。

今後もご遠慮なく、各種ご相談をしていただきたいと思いますし、折に触れ、お寺からも行事等のご案内をさせていただきます。

年間行事への
参加

年間行事への参加

正覚寺では下記の定例行事を行っています。
ご参加の希望などございましたらお気軽にお問合せください。

1月 年頭札棚経
3月 春彼岸墓前経
永代供養墓合同法要
8月 一斉墓参
お盆・施餓鬼会法要
9月 秋彼岸墓前経
12月 年末お焚き上げ法要
   詳細は「お知らせ」をご覧ください。 詳細は「お知らせ」を
ご覧ください。

お寺とのつきあい
Q&A

寄付の必要はありますか?

強制的な寄付のお願いはございません。寄付は自主的なものであり、皆様でご判断いただいて構いません。

檀家を離れる場合の離檀料はかかりますか?

かかりません。ただ、墓所の整理が必要な場合や、ご先祖様の永代供養を正覚寺に任せたいという場合、所定のご負担を頂くことはございます。

法号(戒名)

新たに生きるため
の名前

心を込めてお授けします

法号

法号は、新たに仏弟子として生きるための名前です。一般的には戒名と言われています。
どなた様も、仏様の教えを大切にされ、来世を浄土で迎えられるように、お人柄などを伺ったうえで心を込めてお授けさせていただきます。
一般的にはお葬式の時におつけしますが、本来は生前にお授けするものです。生前戒名のご相談は随時お受けしています。

法号 Q&A

法号志納金はどのように考えればよいですか?

お葬式の際にお授けする場合は、お葬儀と法号授与の「お布施」という形で納めて頂いております。生前にお授けする場合の志納金は住職にご相談ください。

供養

誰かのため=
自分のため

供養したいという気持ちが大切です

供養(くよう)は、ご先祖様や故人様の冥福を祈ること。追善供養(ついぜんくよう)ともいいます。

ご先祖様への供養を、お釈迦様は「善行」ととらえています。
なぜなら、ご先祖様へ向けた供養が、めぐりめぐって自分も含めたすべての人々にとって「善いもの」となるように願うからです。

「願わくはこの功徳をもってあまねく一切に及ぼし 我らと衆生と皆共に仏道を成ぜん」
(私が行うこの善行で、すべての人々が、平等に成仏できますように)

仏教では「回向(えこう)」という言葉もよく使います。
「執着せずに自分がもっているものを他者へ差し出すこと(布施)は、差し出した無私の善行により、最終的には自分にもどって来る」という意味です。

供養の気持ちを大切にしましょう。

お供物・供花

眼に見えない
お供えもあります

お供物

それは相手を想う
気持ちです

一般的にはお菓子や果物、お酒を仏様にお供えしますが、「お経」や「供養したいという気持ち」も大切なお供えです。
何より、「あの人が喜んでくれるように」と準備をされるその気持ちを大切にしましょう。

供花

お花をお供えするのは、修行中のお釈迦様が燃灯仏(ねんとうぶつ)という仏さまにお会いした際、青蓮華(しょうれんげ)という花を買ってご供養した、というお話に由来します。
仏さまに美しいものをお供えし、仏さまをお飾りすることは「お供えする人の心を穏やかにし、仏道に励む心を養い、智慧を育てる」働きもあるといわれます。
『生花は福をもたらし、枯花は死を示す』ともいわれます。
仏壇やお墓に花をお供えする時は、花が枯れないように心がけ、なるべく美しく新しい花をお供えしましょう。

お塔婆

眼に見える
お供えもあります

相手を想う気持ちが大切です

塔婆(とうば)は今から約2500年前、お釈迦様が亡くなられた時、お墓として塔を建てて供養したことに由来します。
お布施や供養と同じように、お塔婆を建てることは、故人のご供養の形であり、私たちの功徳でもあります。
故人やご先祖さま、お世話になった方のため、法事や彼岸、お盆の際などにお建てされ、功徳をお積み下さい。